疲労骨折はOveruseによるスポ-ツ障害ですがなりやすい要因を把握することにより防げる障害です
今回ここに疲労骨折を起こしやすい要因をわかりやすくのべさせていただきます
◎スポ-ツにおける使い過ぎ Overuse(原因)
1)好発年齢
(10代が多く16歳-17歳がピ-ク)
2)Training方法・ Training量の誤り
(間違ったTrainingのやり方・選手の体力差に対して)
3)フォームの不良
(ストップ 切り替えし動作 ジャンプ着地等の衝撃吸収動作)
4)セルフケアの不足
(ウォ-ムアップ 練習後のアイシング等 )
5)筋力不足や柔軟性不足
(ストレッチ不足・股関節・足関節の硬さ)
6)サ-フェイスによる障害
(接地面の環境・状態)
7)シュ-ズの選択ミス
(フレックス ねじれ 踵の安定性 サイズミス)
8)アライメント障害 (けが・スポ-ツ障害を起こす大きな要因になる)
(浮き足、ア-チ障害等 偏平足 開帳足、足部のover pronation、supination)
9)減量・Ca・ビタミンD摂取不足
(減量や食生活による栄養バランスの崩れ 特に ビタミンDの不足はCaの吸収・骨形成代謝に重要な影響を与える)
10)女子において無月経時(生理不順)
(10代女性において激しい練習と食事制限などにより、月経が止まると、骨形成に欠かせない女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減り骨密度の低下を起こす)
女性アスリ-トでは月経異常が起こり易く、ホルモンの関係で骨塩量が低下し骨折がおきやすくなると言われています *女性において9)10)は要注意です
無理をして競技を続けると部位によっては (足関節第5中足骨 下腿骨(脛骨2/1部分) 足関節の内果などは重症化し手術が必要になる場合があります
初期の痛みがある時は レントゲン(X-P)をとっても画像上わからないことが多くあり臨床症状による診断と対処が 早い回復、早期競技復帰に重要です
そして疲労骨折の要因を見極め対処していく事が重要で、疲労骨折の予防につながります。
又、環境や用具に対する配慮も必要となります
疲労骨折の治療は基本的には患部の安静により回復します
予防、対処法がわからないときは
いつでもご相談ください